ゲストハウス庵(いおり)大阪 に、韓国の男性が宿泊されました!
ひとりで日本に来られたこの方、当館に到着して私がドアを開けてお迎えしたときに
'Check-in?' と笑顔で英語でひと言。早くもフレンドリーそうな感じです。🤗
いざ中へご案内してチェックインの手続きをしていると、日本語は通じず、英語はこちらからの投げかけは通じるけどあまり返答はできないといった塩梅で、この方が何かを伝えようとするときにはスマートフォンの翻訳機能を使って韓国語から日本語に訳してその画面を私に見せる、という具合でした。
三年前にもスマートフォンの同じ翻訳機能を使ってやり取りをする韓国人男性ゲストさんが三週間ほど滞在され、その間ずっとスマートフォンを使って会話していました。
以前のその方は仕事で韓国から来られていましたが、今回の若者は旅行。しかも、初めての海外旅行だそうで、いろいろ伝えたい気持ちがひしひしと伝わってきました。
あとは表情とジェスチャー!✊
そういうやり取りもおもしろいものです。😇
チェックインは夜でしたが、その後すぐに外出し、しばらくしてまた戻ってきたときにはビニール袋をぶら下げていました。中からは食べ物とお酒が。特に目を引いたのは缶チューハイでした。
「チューハイ好きなの?」と聞くと、
「日本のこれ、とってもいいね!!」と、英語と表情とサムズアップで答えます。👍
聞くと、普段から韓国でもソジュンを好んで飲んでいるそうです。
韓国のどこの出身なのかを聞くと、慶尚南道の居昌郡というところらしく、本人曰く「とても田舎」だそうです。なので、大阪ミナミの難波、道頓堀に来れてとても嬉しいと言っていました。😇
それまではずっと仕事に明け暮れて、旅に出る余裕などなかったと彼は吐露します。
やっと来れた日本。日本の有名観光スポットにも行きたいし、日本のアニメなども好きだと。
「さっき飲みに行ったお店で昔の日本の曲がかかってて驚いたよ。」と彼。
どこのお店なのかと聞いてみると、スマートフォンでお店の写真を見せてくれました。
それは、ゲストハウス庵から歩いて3分のところにある、一品酒場「灯(あかり)」でした。
観光地化されていない日本を味わえる居酒屋を体験したようです。🍶
先日、当館に宿泊された韓国人女性二人組のうちのひとりが、以前、大阪芸術大学に留学していたという話を彼にしたところ、彼が
「僕も大学では芸術を専攻していました。」と言います。
ほう。
「芸術の何を?」と聞くと、
「ベースギター。」と彼。
私は驚きと共に立ち上がり、ゲストハウス庵のラウンジの壁にソフトケースに入れて立てかけてあったベースギターを取り出して、何も言わずに彼に手渡しました。
突然ベースが登場して彼も驚いたようですが、
「もう10年ぐらい弾いてないよ。」と前置きしつつ、弾き始めてみると、
いきなりとってもファンキーなチョッパーを披露してくれました!!😆👍
そこで私もギターを取り出し、テキトーながらアドリブで合わせました。
また、彼はコード弾きならギターも弾けるというので、ギターを渡し、彼がコードを弾いて私が別のギターでアドリブでメロディーを弾きました。
私は彼のチョッパーを褒めたたえ、彼は私のギターソロを褒めてくれました。
また、私はパソコンで
'Music is a universal language(音楽は世界共通語だ).' と打って韓国語に変換して彼に見せ、彼も大いにうなずきました。🤗
「なぜ10年も弾いてなかったの?」と聞くと、
「音楽で生きていくのは難しいと判断したから」と彼。
さらに、
「韓国では25歳までに人生が決まるのです。」と付け加えます。
おや…。
いろいろ思うところがあるようです。
私もいろいろ𠮟咤激励する言葉や経験談も思い当たりましたが、ただひと言、
「でも、今回こうして日本に来れてよかったね。」と伝えました。
彼も、
「うん。まだこれからだ。」と返してくれました。🤗
これからも旅と音楽を楽しんで!!🎸
カムサムニダ!
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