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執筆者の写真GUEST HOUSE IOLY 庵 OSAKA

インドネシア人女性

ゲストハウス庵(いおり)大阪 に、インドネシア人女性が宿泊されました!


山口県山口市在住で、山口大学の学生だそうです。

ツーリズムを専攻しているそうで、その関係で日本の東北地方を訪れたこともあるとか。

今回は大阪府松原市にある阪南大学でプレゼンテーションをするために当館に投宿されました。


山口市といえば、湯田温泉が有名です。♨

「湯田温泉にはよく行く?」と聞いてみると、

よく行くどころか、旦那さんが湯田温泉のホテルで働いているとのこと。

旦那さんは日本人なのかと聞いてみると、インドネシア人だそうです。


インドネシアはバリ島の近くの小さな町の出身だそうで、日本でも小さい町の方が好きとのこと。なので、山口市の町の規模は「ちょうどいい」そうです。


一方、大阪の印象は、「日本の他の町と比べて人々が少し無作法な感じがする」と彼女。

「大阪で歩道を歩いていても自転車やクルマが止まってくれない。日本の他の町は歩行者優先なのに、大阪はそうではない印象。」とのことでした。

なるほど…。

実に興味深い見解ですね。

今まで当館に宿泊されたゲストさんでは、外国人の方でも日本人の方でも、「大阪の人は温かい」「大阪の人はフレンドリーだ」「大阪の人は距離が近く感じる」などとポジティブなコメントが多かったですが、そうでないコメントは珍しく、そして、興味深いですね。


「和泉ナンバーのクルマは運転が荒い」という説を聞いたことがありますが、和泉ナンバーの運転手を十把一絡げにまとめるのは乱暴すぎます。なにしろ、南大阪のクルマはみんな和泉ナンバーですから、みんな運転が荒いということになってしまいます。そもそも、藤井寺や羽曳野の道はとても古くとても狭いところが多く、荒い運転では通れないところばかりです。🍵

逆に(?)、この辺りの細道で、自転車をこいでいるおじさんが、細い十字路で誰も来ていないのにベルを鳴らすのを幾度となく目撃し、私が行ったことのある国で「クルマが来るよ」という合図としてクラクションを鳴らして近づいてくるネパールの道路事情を思い出したものでした。


山口にお住まいとのことで、隣の広島にも行ったことがあるかと聞いてみると、

「もちろん。」と彼女。

広島の平和公園にも行ったとのことですが、しかし、彼女は明るい口調のままで 「でも、日本の人に、それまでは日本が侵略国家だったことを知っているかと聞くと、知らない人が多くてびっくりするわ。」と続けました…。

確かに、歴史的にはインドネシアはかつて日本に支配されていた側。

その事実を認識すらしていない日本人もいるというのは確かに恥ずべきことと言えると思います。


また、身内でヨーロッパに移住している人がいるけど、彼女はヨーロッパに行くのを躊躇すると言います。なぜかというと、ヨーロッパではイスラム教徒は肩身が狭く、差別の対象になり得るからとのことでした…。


いろいろと考えさせられる会話であり、考える機会を与えてくれた方でした。


夜、当館のお風呂に入って、お風呂から出てきた後もヒジャブをかぶっていました。

インドネシアは世界最大のイスラム教国でありながらも戒律の厳しさは人によって大きく分かれると聞きますが、この女性は遠く離れた日本でも厳格に戒律に従っているようでした。



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