去る9月のあるとき、ゲストハウス庵(いおり)大阪 に電話がありました。
出てみると、「あの、宿泊ではないんですが…」と第一声。😅
それでも「はい!」と元気よく応えます。
聞いてみると、藤井寺市内の土師ノ里と、川を挟んだお隣の柏原市でコワーキングスペースを経営されているという男性で、藤井寺近辺をもっと活性化させたいという気持ちのもと、わがゲストハウス庵にも興味を持っていただいたとのことでした。
「ぜひ一度お話しさせていただきたい」とおっしゃり、日時を決めて当館にお越しいただいてお会いしました。
お話しを伺ってみると、前述のコワーキングスペースの他に、土師ノ里のコワーキングスペースの建物の一階では奥様がカフェを経営されていて、二階のコワーキングスペースでは定期的にイベントも開催されているとのことです。
また、ご自身の事業の他にも、地域振興につながるような事業を起こしたいという人たちからアドバイスを求められることが多々あるとのことで、そのうちのひとつが藤井寺の駅前南商店街に観光案内所とゲストハウスを作るという企画だそうです!
昭和な趣の、屋根があるアーケードを南に抜けたところに藤井寺の観光スポットである辛国神社、葛井寺、藤本雅一酒造が並ぶ辺りです。
その話を聞いて、私はどの建物のことなのかすぐに分かりました。
というのも、移転先の物件を探していたときに目星を付けた建物だったからです。
しかも、そこに他の誰かがゲストハウスを作るとなると、ゲストハウス庵にとってはライバルができることになってしまう!! というところですが、この男性は私にゲストハウスを作るノウハウを伝える、または私がそこも運営するのはどうか、と提案してくださいました。このご時世であり、そしてまず観光案内所を優先的に作ってからの段階なので、まだ先の話ではあるとのことでしたが。
また、別の企画についても話してくださいました。
こちらは藤井寺の道明寺天満宮という神社の横にある築140~150年の古民家を改築して、そこにイベントスペースと地ビール醸造所を作る、というものです!!🍺
その費用はクラウドファンディングで集めたそうです。
そして、MONZENという名のもと、9月から定期的にオープン前のイベントを開催されていて、その一回目に私も参加してきました!
記念すべき一回目の内容は、道明寺天満宮の宮司さんのお話しを聞くというものでした。
道明寺天満宮とお寺の道明寺がもとは一つだったお話や、菅原道真が道明寺に滞在して、道明寺を去る時に名残惜しい気持ちを詠んだ句があるというお話や、相撲の起源のお話(!)や、テーマパークなどの遊び場が無かった昔は神社に行くのが一大イベントで、柏原から古市までの近鉄線開通のほんの一カ月前に、柏原から道明寺までの路線を開通させて神社までの参拝を促したとか。しかも、今では考えられないことですが、神社のお祭りの日には電車の切符が割安料金だったそうです!🚃
全国の天満宮はすべて菅原道真に起因する神社ですが、境内にある牛が伏している銅像は、大宰府にて菅原道真が亡くなった際に、その亡骸を運ぶ牛車の牛が伏して進むのを拒否したことに由来するそうです!
さらに、この宮司さんは、普通に河内弁で話す藤井寺の地元の方のようですが、太宰府天満宮で仕えておられていたそうで、その頃のことをひとつ話してくださいました。
なんでも、菅原道真のお墓は太宰府天満宮の本殿の下にあるそうです。
ここで仕えておられたときには境内の掃除をされていたが、本殿の下は菅原道真の子孫の方々以外は立入禁止だったそうです。ただ、掃除をしている最中に、子孫の方がお墓のある地下に出入りするときに確かにお墓を目の当たりにした、とのことです!
神社の地下にお墓があるのは日本全国で太宰府天満宮だけだそうです。
その後もオープン前のイベントを開催されているそうで、地ビール試飲会もあったようです!🍺
私はその機会を逃したので、次にまた試飲会をするときは必ず呼んでください、と念を押しました✊
また、このご夫婦のカフェ兼コワーキングスペースは藤井寺駅の隣の土師ノ里駅から歩いてスグのところにあり、オシャレな雰囲気のお店にメニューはフレンチ。コーヒーとスイーツをいただきました☺☕
藤井寺、土師ノ里、道明寺、と、藤井寺市の3駅すべてを制覇してみませんか?✨
ハロー!リノベーション https://hello-renovation.jp/renovations/10278
ところと☐、
ノーウェア土師ノ里
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