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  • 執筆者の写真GUEST HOUSE IOLY 庵 OSAKA

世界で一番多い名前の女性


ゲストハウス庵(いおり)大阪 に、ドイツ人女性が数日間、宿泊されました!


事前に予約サイトを通してこの方から頂いたメールで、当館には和歌山から来ること、そして、和歌山から当館まで荷物を郵送したいとの旨、連絡がありました。

そのメールの文章は英語で書かれていましたが、最初の挨拶の一文だけはローマ字で

'Ohayou gozaimasu' とありました。🤗 まだ会ったこともない方からのメールでしたが、これだけで「日本が好きなのかな。」「日本語に興味があるのかな。」などといった好印象を受けます。


この方の到着の数日前に和歌山の旅館から連絡があり、当館への到着前日にこの方の荷物が郵送されるとのことでした。

なんでも、その宿は温泉旅館とのことで、チェックイン後に話してくれたのが、「腕にタトゥーがあるけど温泉に入れた♨」とのことでした。


当館でも、滞在中は毎晩、シャワーではなく湯船に浸かっていました。 「湯船に浸かる日本のスタイルがとても好きだ、ドイツのシャワー室にも浴槽はあるけど毎晩お湯に浸かる習慣はない。」と話してくれました。

確かに。私が以前住んでいたイギリスやオーストラリアもそうでした。

「シャワーは体の外側から温まるけど、お風呂だと体の内側から温まるよね。♨」と私も付け足しました。


'Ohayou gozaimasu' とメールで書いてくれただけでなく、漢字にも関心があるようで、「山」という漢字が山の形を表しているのが面白い、という話に始まり、「木」の漢字の話になりました。そこで私は、普段オンライン・レッスンで使っている卓上ホワイトボードとマーカーを二階から持って降り、「『木』が 'tree' で、『木』を二つ書くと…」と始めました。

すると、「それがふたつで 'woods' なんでしょう?」と彼女。👌 「木」と「木」で「林」ということを知っていました。😎 そこで、私が「森」を書き始めると、私がそれを書き終えるが早いか、「それが三つで 'forest' でしょ!」と彼女。よく知ってますね~😎👌

また、「『田んぼ』で『力』を出すのが『男』」というのも知っていました。

さらに、「『女』が三人寄ったら『姦しい』」ということも知っていました!!スゴイですね~🤣

さらに、「日本語には『緑色』を表す言葉が昔は無かったって聞いたけど、本当!?」と聞かれました。確かに、今でも信号機の「青」や若葉の「青」など、緑色のものを「青」と言いますね。また、明らかに日本のものではなさそうな 'MIDORI' というリキュールがあるのを思い出しました。「緑」という言葉と観念は外来語なのでしょうか…!?😐


さて、この方は和歌山では熊野古道を歩いてきたそうです。

スペインのサンティアゴ巡礼と並んで、世界で二つだけ、巡礼のルートが世界遺産に登録されているもののひとつとして、外国人観光客も多く訪れるらしい熊野古道。この方が歩いていたときもアメリカ人やオーストラリア人と途中の道程を共にしたそうです。

和歌山から当館のある藤井寺までは、電車で大阪市内を経由してきたそうで、

「都会はいいけど、ずっといたら疲れる。気持ちを落ち着かせる場所が必要。」と彼女。

大阪市内ではなく当館に投宿したのはちょうどよかったことでしょう。

聞くと、ハンブルク在住だけど生まれ育ちは人口300人の小さな村だそうで、今でもたまにその村に行くそうです。☕ 落ち着く場所が必要というのも納得です。


また、東京から徐々に西へと移動してきて、ここのところ毎日何かしら見て聞いているので、それを吸収する時間が要る、とも言っていました。なので、一日ぐらい部屋に籠るかも、と言っていました。

が、実際には、ある日は知り合いのバックパッカーから連絡があって一緒に神戸の須磨海岸に行ったり、知り合った別のアメリカ人と大阪市内にディナーに行ったり、奈良に観光に行ったり、と、滞在中は毎日どこかしらへ出かけていました。


しかも、夜に当館に戻ってからは、毎晩、ゲストハウス庵のラウンジで私との会話が盛り上がりました。

以前当館に宿泊されたスロバキア人とスロベニア人の男性二人組にエビスビールを提供したところ、 'Yebisu' という言葉がスロベニアの言葉では 'Fuck you.' を意味するそうで、その二人の爆笑を買ったという話をこの女性にしたところ、次の日には近くのイオン藤井寺ショッピングセンターでエビスビールを買ってきてくれました!

ドイツといえば世界に名だたるビール大国。

そんなドイツ出身のこの方が、エビスビールを飲んで、美味しいとのコメントをいただきました~!!🍻


さらに、ドイツではビールで乾杯するときにグラスの中のビールが波立ってお互いのビールが混ざるように乾杯するそうで、それは、昔、乾杯する相手からビールに毒を入れられていた場合に備えてお互いのビールが混ざるようにする慣わしから来ているのだと話してくれました!

韓国の箸が鉄でできているのは、料理に毒が盛られていた場合に箸が反応してわかるようにするためだと聞いたことがありますが、ドイツの乾杯だと、もし本当に毒が盛られていたら共倒れですね…。


エビスビールのほかにも、日本の餡子が気に入ったそうで、和菓子やあんパンを好んで食べているとのことです。

「ドイツでは豆は主菜・副菜として食べ、スイーツやお菓子の材料として使うことはないから面白い。」と言っていました。


この方が滞在されていた期間中のとある月曜日の朝の当館の英会話レッスンで、近くにお住いの男性の受講生の方が、英語についてとある質問をされました。


その男性もご自身で子供たちにいろいろ教えておられる方で、英語もそのうちの一つとのこと。その前のレッスンで、英単語において、例えば 'A' が単語によっては[a]と発音し、単語によっては[ei]と発音するのはなぜなのかという質問を受けた、とのことでした。


英語がヨーロッパのほかの様々な言語が混ざってできた言語だからであることをそのとき説明したのですが、翌週のレッスンでは、同じ子供から今度は 'knee(ひざ)' や 'fight(戦い)' など、綴りに含まれていても発音されない文字があるのはなぜかと質問されたとのことでした。確かに、'knee' の 'k' や 'fight' の 'gh' は発音されません。


英単語はそれぞれ元の言語が何語であるかが異なりますが、これら二つの単語に関しては、私の記憶が正しければ、どちらもドイツ語起源だったはず。

この二つの単語だけでなく、'knee' のように、'k' で始まるけど 'k' を発音しない、'know' や 'knight' などもそうですし、'fight' のほかに 'night' や 'light' などもそうです。


そこで私が、「これらの単語の綴りは確かドイツ語起源だったと思います。」と、確信の度合いの低さも正直に言ったちょうどそのとき、例のドイツ人女性が二階の寝室から降りてきました。

一階ラウンジにモノを取りに来て、英会話レッスンの邪魔にならないようにすぐに去ろうとしたところを引き留めて、紙に書いていた 'knee' と 'fight' を見せて、「これらの英単語はドイツ語起源かな?」と聞いてみました!😎 そして、「なぜこれらの単語には発音されない文字が含まれているのか、という質問なんだよ。」と付け足しました。


すると、「ドイツ語で 'knee(ひざ)' は 'knie' と書いて『クニー』と読む。小さく 'k' を発音するよ)と教えてくれました!! また、'fight' つながりで、フェンシングのことをドイツ語では 'fechten' と書き、'g' ではないですが、'ch' も発音すると話してくれました!

なので、やはりドイツ語由来であり、英語として使われるうちに元々あった綴りの音だけが抜け落ちたということなのでしょう。

私としては、曖昧だった記憶が正しかったのが立証され、受講生の男性としては、普段はレッスンで私や子供たちと使っている英語をドイツ人女性と使うことができ、とてもいいひと時でした。🤗


チェックアウトするときに話してくれたのが、日本を旅していても地元の人たちと話すことはあまりないから、こうして日本人(私)といろいろ話しができてよかったとのことでした。

近畿地方を回った後は特に予定がなかったという彼女ですが、私のオススメに乗って、広島へ。🤗

広島では呉市倉橋の島に投宿したそうで、大自然の中でのサイクリングなどを楽しんで、「来てよかった」とメールをくれました。🤗


さらに、ゲストハウス庵を去った三週間後にSMSを通して写真とメッセージをくれました。

その写真は、グラスに注がれたエビスビール。🤭

あと一時間半で日本を出るフライトだとのメッセージをくれたのでした。🍺



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