ゲストハウス庵(いおり)大阪 に、長崎県の男性が宿泊されました!
この夏の間に2回にわたって宿泊されたこの男性は、大阪芸術大学のスクーリングを受講しに来られました。
専攻は音楽で、普段から声楽をされているそうです。歌う歌の言語は日本語かラテン語らしく、話す言語としては現在は使われていないラテン語を教科書通りに発音するのか、それぞれの国の訛りで発音するのか、同じラテン語で歌う声楽にもバリエーションがあると語ってくださいました。
さらに、この方はいわゆる帰国子女だそうで、小学一年生と二年生の二年間をアメリカで過ごしたそうです。ちょうど2001年9.11の同時多発テロ事件があったときにアメリカにいたそうで、普段、学校にお迎えに来るのは日本人の親だけなのが、この日は全生徒の親が迎えに来たと回想されました。
TOEIC®は初めての受験で900点以上を取得されたそうです!!
当館に2回滞在された間も、台湾やオーストラリアから来られた宿泊ゲストさんたちと英語で会話されていました。
声楽の話に戻すと、この方はスクーリングの内容を話して聞かせてくださるだけでなく、実際に資料も見せてくださいました。
今までも大阪芸術大学のスクーリングで当館に宿泊された方は沢山おられましたが、資料までみせてくださったのはこの方が初めてでした。
その紙面には音符がひとつだけ書いてある楽譜があり、その音符を基にその楽譜を完成させるというものでした。これは和声の勉強の一環だそうで、ハ長調の曲でドが基音になっている場合、ド・ミ・ソというようなもの。さらに、そこからメロディーラインがどう展開するかも、「正解」というものがあるとのこと。
「クラシック音楽ではこうなんです。」と、ポップスとは違うという点で、何度か前置きのように添えて、解説してくださいました。
さらに、「これらはまだ基礎練習の部類です。」とされ、だから音階としても単純なものであるようでした。
一見、楽譜に則った音楽理論の、型にはまった形式ばったことをしているような印象を受けましたが、ところがどっこい、この方はスゴイ能力を見せてくれました。
それは、初めて聴いた曲のキーを、聴いただけで言い当てることができるというものでした!!
音楽に関しては独学で素人の私にはこの能力が音楽家なら誰でも身につけているものなのかどうか分かりません。今度また音楽家の方が当館に来られた際には聞いてみたいものです。
以前当館に宿泊された音楽家の方で、絶対音感をお持ちの方がおられましたが、今回のこの男性は「絶対音感は持っていない」とのことでした。
私は初めて聴く曲でもギターでスケールを弾いていくうちに曲のキーやコードを探ることはできますが、この方は数秒聴いただけで、時には曲に合わせてハミングして、言い当てることができたのです。
イギリスのバンドThe Pogues の 'Dirty Old Town' など、前奏、歌、間奏とキーが変わりまくるのですが、その都度、キーを正確に言い当てていました。
どうしてそんなことができるのかと聞いてみたところ、「今まで歌ってきた曲を思い出してそれと比べる」のと、あとは先ほど見せていただいた楽譜の練習の効果だそうです…。☕
スゴイ!
私も、もっとキーを意識して、聴いただけで曲のキーを言い当てられるようになるぞ!!✊
また冬にスクーリングで来てくださるとのことなので、それまでにこの能力を身につけたいです!
ちなみに、一緒にスクーリングを受講されている他の学生さんたちはみなさん大阪市内の天王寺あたりに投宿されているそうで、大阪芸術大学がある河南町からはちょっと遠いです。
この男性は、「とても親しい友達にしかここ(ゲストハウス庵)のことは話していません。私が泊まりたいときに空いていなかったら困るからです。私のスクーリングがすべて修了した後でみんなに宣伝しますね(笑)。」と仰っていました。🤗
また冬にお待ちしております👐
Comments