京都の学生さんがゲストハウス庵(いおり)大阪 に6連泊されました!
大阪府南河内郡河南町にある、近つ飛鳥博物館(ちかつあすかはくぶつかん)に学芸員の研修を受けに行くという大学生でした。もともと、神社仏閣や古墳など歴史的なものにとても興味と関心をお持ちで、そうでもなければ知る由もないであろう、古墳の陵墓としての存在と史跡としての存在の違いについても詳しい人でした。以前も古市古墳群に来たことがあるとのことでしたが、今回は6日間の研修ということで、ゲストハウス庵(いおり)大阪 に投宿されたのでした。
しかし、いろいろとお話ししてみると、古市古墳群周辺の古墳や資料館など、まだまだ彼が行ったことのないところが数多くあるようで、「行きたい」と切望されていましたが、この6日間は毎日ずっと朝7時半に近つ飛鳥博物館へ出発され、ゲストハウス庵へ戻るのは夜になってからのこと。一日だけ、博物館へ行く途中の富田林で寄り道して、富田林の寺内町(じないまち)の伝統的な街並みを見て回ることができたそうです。
夜、ゲストハウス庵に戻られてからは、いろいろな話をしてくださいました。
京都の大学では能楽部に所属し、能の研究と練習に励んでいるそうです。一度、能の謡をラウンジで披露してくださいました。マスクを着用しての披露となりましたが、いつもの話し方や話し声とは大きく違った、野太い堂々とした声でしっかりした音程で謡っていました!!まさに日本、まさに和でした!!🗾
さらにその後、「西洋音楽と違って、能には音階を決める楽器が無い」とも語ってくれました。なので、太鼓のようなリズム楽器が主であり、音階は謡の謡い出しの人に左右されるそうです。なので、その後に続く他の謡の人にとって音が高すぎたり低すぎたりすることがあるそうです!
そのほか、お父様の影響らしいですが、クラフトワークやファルコなど、ドイツのテクノ系の音楽も好き、という多趣味な方でした。
もともと古代史や古墳が好きな彼は、また来たいとは言いながらも、暑い中でいろいろ散策するのは苦手だとのことで、「涼しくなったらまた来ます」と言ってチェックアウトされました。最後、チェックアウトのときも、それまでの6日間と同様に、「行ってきます!」と言って出て行かれました…。
いってらっしゃい!〇◁
Comments