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執筆者の写真GUEST HOUSE IOLY 庵 OSAKA

美容師の卵

ゲストハウス庵(いおり)大阪 に、姫路から娘さんとお母さまの親子連れが宿泊されました!

チェックイン時に、「どうぞ。」とお母さまから手渡されたのは姫路の和菓子「五層もなか」でした。英会話レッスンの受講生の方々や、リピーターの宿泊ゲストさんたちからお土産をいただくことはありますが、初めて来られた宿泊ゲストさんからお菓子をいただくのは実に稀なことです。


「当館に宿泊される外国人ゲストさんも、大阪の次に姫路に行く人がよくいますよ。」とお話ししました。

中には、広島を観光した後、新幹線で広島から大阪へ向かう途中に車窓から見えた姫路城を見に行きたいと思い、大阪観光を終えた段階で姫路を目指したインド人女性ゲストさんもいました。「もと来た方向に戻るようだね。」とコメントしたのを思い出します。😉



この親子の、娘さんは二十歳前後の見た目で、

「今回はどういったご縁でお越しですか?」と尋ねると、

「この近くの美容院に就職が決まったので、挨拶に。」とのこと。

「それで、親も挨拶に来いっていうんですよ。」とお母さま。

「ほう!?」とだけ私が言うと、

「ですよね!?」とお母さま。

就職先への挨拶に親が同伴することになっている美容院だそうです。☕

初めて聞きました。

この近くだというので、その美容院の名前を聞いてみましたが、

長い横文字ですぐに忘れました。

私が行っている美容院ではなかったというのが分かった時点で、名前を覚えるに至らなかったです。


数日後、ひょんなことから、子供が二人いる40代女性の受講生の方の英会話レッスンの中で、この姫路の親子のゲストさんの話になりました。お名前などには触れずに、こんなゲストさんが来られて、親子で就職先に挨拶に行かれるそうですよ、と。

すると、この受講生の方は、大変不思議がり、また、大変興味を持たれ、

「美容院業界はすぐ辞める人が多いと聞く。なので、親御さんも挨拶に来てもらうことによって、親の人となりを見て『この子は大丈夫か』どうかを判断するのか。または、親も挨拶に行くことによって、辞めにくくしようという試みなのか。」と分析していました。


数週間後、私は髪を切ってもらうために、行きつけの美容院へ行きました。

担当の美容師さんと、正月に行った台湾旅行の話や北岡会館ライブの話で盛り上がっていましたが、ふと、この姫路の親子ゲストさんの話を思い出し、

「美容業界では常識なんですか?」と、例の親子で挨拶の話をしてみました。


すると、「そんなことはないと思います…。」と美容師さん。

ただ、辞める新人が多いというのは同感とのこと。

それから「これは新人には内緒なんですが…」と美容師さんが続けます。

この美容院では、就職が決まった人たちには内緒で、その人たちの親御さんに連絡して、親から子への手紙を書いてもらうそうです。そして、入社式で、式の最後に、それぞれの親御さんからの手紙をスタッフさんが読み上げるのだそうです。🥺

温かい会社ですね。🍵

その美容院に通っていてよかったと思いました。🤗



お城の形をした可愛いもなかで、中身は餡子たっぷりでした😆

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