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執筆者の写真GUEST HOUSE IOLY 庵 OSAKA

福岡から自転車で

ゲストハウス庵(いおり)大阪 に、60代男性が福岡県から自転車で来られました‼


ゲストハウス庵には西国三十三所巡りで葛井寺を訪れた後に投宿されたこの方、西国三十三所の巡る順番はバラバラだそうで、もうすぐ全行程を終えるとのことでした。

今まで西国三十三所巡りで当館に来られた方は多いですが、多くの方が第五霊場である葛井寺を五番目に訪れておいでで、もうすぐ終えるという方は初めてでした。


しかもこの方、今回の旅は西国三十三所巡りで締めくくるものとのことですが、福岡県から近畿地方までの道のりを自転車で来られていて、山陰を通ってこられた途中で鳥取県の大山にも登山してきたそうです!


今回は山陰ルートを通って来られましたが、以前、山陽ルートも走ったし、四国八十八カ所巡りも何周もされてきたそうです。

四国八十八カ所巡りでは、若者と一緒に坂道で自転車を押して歩いたり、自分よりさらに年上の人が歩いて旅していたり、外国人の旅人とふれあったりしたそうです。このときの経験から、その後この方は電動自転車に切り替えたそうです。上り坂では電動で進み、それ以外では自力で漕ぐそうで、楽そうに思われますが電動とはいえ充電に限りがあるので、通勤通学などと違い、宿から宿に着くまで一日中走り続ける旅なのでいつ電動で走るかの調整が必要だそうです。

また、四国八十八カ所巡りで外国人旅行者の人たちと触れあった中で、「英語で案内できたらなぁ」との思いから、英語を聴いて声に出して復唱する音源教材をしばらくの期間されたそうです。飼っていたワンちゃんの散歩のときに聴いていたそうですが、そのワンちゃんが亡くなってからは英語の勉強もしなくなったとのことでした…。その後も、テレビや道端で他のワンちゃんを見るたびに奥様と一緒に「可愛いね」と言いながら、飼っていたワンちゃんを恋しく思っていると話してくださいました…。😢


しかも、この方、数年前に胃がんを患い、さらに奥様が腎臓病を患い、手術や入退院をされてきたそうです。奥様のためにこの方が腎臓の移植を提供され、移植手術を行ったそうです。手術の結果、それまでおしっこが出なかった奥様が、どんどんおしっこが出るようになり、水分も取れるようになったそうです!

さらにその後はこの方自身がリンパ腫を患い、定期的に通院されているそうです。

それが60歳前後の頃のことだそうで、定年退職をしたあと同年代の男性の多くがいわゆるセカンドジョブについていたのに対し、この方は退職後は好きな旅をして過ごそうと決めたとのことでした。旅をしている間は病気のことを考える気がまぎれるともおっしゃっていました。

旅に出る前にかかりつけ医に相談すると、「行ってらっしゃい!」とのことだったそうで、病状が悪化するかと思われたのが、旅から帰って検診を受けると悪化していなかったという逸話も。旅は心身ともにいい効果があるんですね‼


今回の旅は10月の始めに出発したそうで、その頃はまだ季節外れの暑さでした。

そんな中で毎日自転車を漕いで旅をしていたこの方、ある時、靴と靴下を自宅に送り返したそうです!

それが10月後半になって急に秋らしい気候になり、サンダル同然の靴に素足で旅する60代男性。「途中で靴を買おうかとも思ったけど、買ったらカミさんに何言われるか分からないから…。」との理由で、サンダル同然の靴で旅を続けるのだそうです…。💣

(そうそう、電動自転車を買ったときも、奥様に内緒でかったそうです🤭)


ゲストハウス庵をチェックアウトする日にちょうど西国三十三所巡りを終えるそうで、その後は大阪南港から四国へ渡り、四国を走って福岡まで帰る予定だそうです。そして、家に帰ったらまた検診だそうです。


走り続けていつまでもお元気で!!!🚴



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