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執筆者の写真GUEST HOUSE IOLY 庵 OSAKA

小学一年生が英検®準2級に合格!!

ゲストハウス庵(いおり)大阪 の英会話レッスンを受講している小学一年生のYuzuruちゃんが、去る6月開催の英検を受験し、準2級に合格しました!!🤗


大阪府羽曳野市のインターナショナル・プレスクールに通っていたYuzuruちゃん。

すでに当時からリスニングやスピーキング、発音はネイティブ・スピーカー仕込みの自然なものを身につけていました。

ゲストハウス庵の英会話レッスンを始めたのは2020年の秋で、その頃は幼稚園でいう年中さん。まだまだ、椅子から転げ落ちては大泣きしたり、レッスンの始めにウォーミングアップとしてやったゲームを「あと少しだけ!」と言いながらレッスンのほとんどの時間やったりと、文字通り幼い子供でした。

普段は元気いっぱいのYuzuruちゃんでしたが、一度だけレッスンの始めにおとなしくなり、それから無言のまま涙を流したこともあったり、またあるときにはレッスンでの自分のパフォーマンスぶりに納得いかなかったのか、単語カードや自分の文房具をわざとテーブルから床に落としたこともありました。そのときは、私が叱らず何も言わずじっと見つめていたところ、Yuzuruちゃんは自分で椅子から下りて、自分が落としたものを拾い上げたのでした。


最初に体験レッスンに来られたとき、Yuzuruちゃんのお母様が「普段、家で家族といるときにも口をついて出てくる言葉が英語であることが多く、たまに何を言っているのか分からないことがあるんです。」と話してくださいました。

また、「日本語も覚えてね。」とお母様が言うとYuzuruちゃんは「日本語、要らない。」と言っていたそうです。


スピーキングとリスニングはよくできていましたが、音で覚えている単語を文字でも認識して綴りもできるようにと、最初は易しめのテキストを用いた会話レッスンから始めました。

そして、英検5級、4級に合格し、その後の3級では単語とライティングに重点的に取り組みました。

去年2022年の6月の受験で3級の一次筆記試験に合格し、すぐに二次面接対策レッスンを行いました。もともとスピーキングとリスニングは得意なYuzuruちゃん、面接は一発合格でした!


その直後から、レッスンで扱う単語プリントを準2級のものに変えました。

まだ小学校に上がる前から準2級に取り組み始めていたわけで、準2級や2級になると、該当する単語を日本語に訳しても、その日本語の単語が難しかったりするので、英単語と日本語訳のマッチングではなく、英単語とそれを説明する英文をマッチさせるというオリジナルのプリントを私が作っています。✊


また、準2級におけるライティング文章ですが、3級のそれと比べて要求される単語数が多くなるのと、トピックの内容が3級では受験者自身についての質問であったのが準2級ではより社会的な質問になります。たとえば3級では、「あなたは週末は何をしますか?」などといった質問であるのに対し、準2級では「病院は週末も開いているべきだと思いますか?」(2023-1より)などといった問いかけになります。

Yuzuruちゃんは始めのうち、書き終えた文章の単語数が準2級としては足りなかったので、自分の意見に対して2つ挙げる理由のそれぞれにもう一文付け足す練習をしました。

また当初、与えられたトピックに対して、自分や自分の友達についての事例を書いていました。ですが、準2級以上の英検ライティング問題では、一般論的な解答が求められます。

なので、Yuzuruちゃんが書いた文章はそのままひとつの回答として添削して、しかし、「3級では自分のことについて書いたけど準2級では一般論的に書くんだよ。」とお伝えしました。


まだ幼稚園児だったYuzuruちゃんに「一般論的に書く」ということを伝えるために、私はもちろん「一般論的に書く」とは言いませんでした。そもそもYuzuruちゃんとのレッスンは全て英語です。先ほど触れた単語プリントのように、「一般論的に書く」ということを英語で言ったら通じるのかも知れませんが、それも疑問です。

そこで私はシンプルに、「Peopleについて書くんだよ。」と伝えました。


その後しばらくYuzuruちゃんは、自分について書いた文章の「私(I)」を「People」に書き換えただけの修正をしていましたが、そのうち本当にPeopleについて考えて書くことに慣れてきたようでした。


あるとき、レッスンを終えて、お迎えに来られたお母様に「準2級のライティングの方が楽しい。」とYuzuruちゃんが感想を言いました。3級のライティングよりも準2級のそれの方が楽しいということで、これには私もお母様も驚きましたが、なぜかと聞いてみると、「Peopleについて書くのがおもしろい。」との答えでした!!😭


さらに、今年の春に小学校に入学して以来、Yuzuruちゃんに別の変化も見られました。

初回レッスン時には日本語より英語が出てきてお母様が困っていたぐらいでしたが、この頃はレッスン中でも独り言が日本語に変わりました。

それまでは家では日本語、インターナショナル・プレスクールと私のレッスンでは英語だったのが、今や家と学校で日本語、私のレッスンでのみ英語になったので自然と日本語がメインになったのでしょう。今度は逆の状態になったことをお母様が憂いていました。

ただ、そのときそのときの環境に順応していることの現れである、ということだと思いますし、これはYuzuruちゃんの成長の現れだと思います。


そして、今年2023年の6月の受験で、英検®準2級の一次筆記試験に合格しました!

まだまだ完璧な得点とはいえませんが、リーディング、ライティング、リスニングの総合得点が合格ラインを上回りました。👏


その後すぐに二次面接対策を行いました。

面接問題でも、問題の後半では受験者の意見が問われる「~についてどう思いますか?」「~について賛成ですか?反対ですか?」といった趣旨の問題があり、それも3級のものと比べてより社会的な内容の質問がされます。そこで特に意見が思いつかない、または英語うまく言えない、という人が多いですが、それまでライティング問題の取り組みで社会的なトピックについて意見を表す練習を重ねてきたからでしょうか、Yuzuruちゃんは間髪入れずに意見を淡々と英語で述べることができたのでした!!


そんな感じで、3級のとき同様に今回も面接練習はとてもスムーズに行き、一回目の面接対策レッスンで「これは合格するな。」と確信しました。

しかし、合格すると思うとはYuzuruちゃんには伝えず、個々のパフォーマンスを具体的に褒めるにとどめていました。


一次筆記試験の合格発表から二次面接の試験日まであまり日数がなく、二次面接対策レッスンも2回しかできませんでしたが、1回目で準2級の面接のコツを伝えながら面接1回分をみっちり行い、2回目ではそのパターンを踏まえて面接3回分の練習をこなしました。


そして、2回目のレッスンの終わりにはYuzuruちゃん自身がクールに「合格すると思う。」と言ってのけました。Yuzuruちゃんが気を緩めないように、その時も私は「先生も合格すると思うよ。」とは言いませんでした。心の中でだけ、「そうだね。」と答えました。😇


そして、晴れて二次面接も合格。👏

日本語も英語も並行して上達していくことでしょう。

今後の成長がますます楽しみなYuzuruちゃんです!!



🤗
英検®準2級の合格証書を手に満面の笑顔のYuzuruちゃん。🤗

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