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執筆者の写真GUEST HOUSE IOLY 庵 OSAKA

声楽女子大生とイタリアの想い出

ゲストハウス庵(いおり)大阪 に、愛知県の女子大生が宿泊されました!

声楽のコンクールで大阪府堺市に行くとのことで連泊されたこの女性、お昼下がりにカバンひとつの身軽な出で立ちで来られました。

とてもフレンドリーな感じでお話ししてくださる方で、チェックイン・シートを記入してくださる間に、「スーツケースの荷物を持ってくるのを忘れて、お母さんが届けに来てくれるんですけど、一緒に泊まってもいいですか?」とのこと!

なんと、愛知県からお母様がお車で夜11時半ごろに到着され、娘さんのスーツケースを持ってこられたのでした!


声楽をされている娘さんとそのお母様、一緒にイタリア各地に行かれたこともあるそうで、陽気で気さくで、完璧を求めないイタリア人気質に触れたことを話してくださいました。

お母様はイタリアで現地の男性に 'Bella(美人)'と呼ばれたと、嬉しそうに話されていました。☺


娘さんが翌日のコンクールで歌った曲は、プッチーニの「ラ・ボエーム 'La Boheme' 」の 「私の名はミミ 'Si, Mi chiamano Mimi'」だそうで、この方の歌唱をぜひ聴いてみたかったです。


ところで、この「私の名はミミ」の原題、'Si, Mi chiamano Mimi' を見ると私にもイタリア人がらみの思い出エピソードがあります。

以前、私はイギリスのロンドンのとあるレストランで働いていましたが、ある日のシフトの前にフロア側から並行した厨房側にいるキッチン・スタッフの一人ひとりに挨拶していました。'Hi, Ricardo!'などと、言って回っていたのですが、リカルドの次の場で仕込みをしていた若者の前で足が止まりました。その若者を初めて見たのです。

そこで、数歩後戻りして、リカルドに「ヘイ、リカルド、あいつは何て名前だ?」と英語で聞きました。すると、リカルドは「イタリア語での聞き方を教えるから自分で聞けよ。」と返し、「コメテキアミディエゴ」と教えてくれました。👍

そこで、例の彼の前に戻り、「コメテキアミディエゴ!」と彼に向って一発投げかけました!

すると、彼は驚いた顔をして、「ディエゴ!」と返してきました。


??


私が投げかけた言葉の一部を繰り返した様子。

どういうことでしょう。

私はもう一度「コメテキアミディエゴ!」と投げかけてみました。

すると、彼もまた「ディエゴ!」と繰り返します。


そこで笑いだしたのはリカルドでした。

なんと、「コメテキアミディエゴ」は 'Come ti chiami, Diego?', 「ディエゴ、あなたの名前はなんですか?」と、ディエゴさんに言っていたのでした!!🤣

イタリアン・ジョークにまんまと引っかかってしまいました~!🍕

しかも、「自分で聞けよ」と言いながら、リカルドはディエゴの名前をすでに私に教えてくれていたのですね~☕


という、「私の名は mi chiamano」と「あなたの名は ti chiami」繋がりの思い出エピソードでした~。

写真はイメージです。

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