• GUEST HOUSE IOLY 庵 OSAKA

八尾空港でパイロットに!✈

更新日:8月2日

ある日、ゲストハウス庵(いおり)大阪 に電話でお問い合わせがありました。


とても丁寧な口調の若い男性の声で、あまりに丁寧なので、一瞬、営業の電話かと思いましたが、話を聞いてみるとそうではなく、二か月ほどの長期滞在になるけどそういった長期での受け入れはされていますか、とのことでした。

なんでも、ゲストハウス庵がある大阪府藤井寺から川を越えてスグの大阪府八尾市にある八尾空港に、パイロットになるための研修を受けに行くとのこと。そのために二か月ほど滞在できる所を探していて当館を見つけたそうです。こちらに投宿して自転車を買って、藤井寺から八尾まで自転車で通おうかと思っている、と、具体的に話してくださいました。


ドミトリーの相部屋プランと、部屋をひとりじめするプランとを比較検討したいとのことで、一旦、電話を終えましたが、二回目に頂いたお電話で当館に決め、そしてドミトリー相部屋プランで予約したい、とのご要望をいただきました。


そのお電話で予約を承った直後に、ツイッターでゲストハウス庵にフォローが。

おや、と思ってフォローしてくださった方のプロフィールを見てみると、なるほど、そこには「パイロットになるために大阪に」という文言が。また、趣味はバイク、ギター、歌、とも書いてありました。宿泊予約をいただいた方のお顔や情報が事前にツイッターで垣間見えるとは、今どきですね~。


ツイッターでその方にメッセージを送り、「今後はこちら(ツイッター)でお問い合わせくださってOKですよ。」とお伝えし、さらに「ご滞在中は当館のギターをご自由にお使いください!👍」と付け足しました😆 


いざ、その彼が到着してご対面してみると、笑顔の絶えない、会話も絶えない、とても気さくな男性でした。はるばる北海道から来られ、二か月とはいえ北海道以外に住むのは初めてとのこと。5月の心地よい時期のチェックインでしたが、その後だんだん暑くなる大阪の暑さに耐えられるのでしょうか。


20代後半の彼、これまでにふたつの仕事に就いていたそうで、まず一つ目は警察官!「白バイに乗りたかったから」というのが動機だったらしいですが、交通違反取り締まりから孤独死の処理まで様々な仕事をされたそうです。練習の一環として実弾の入った拳銃を撃ったこともあるそうです。また、白バイの教習の一番ハードなのは、エンジンを切った状態の白バイを押して歩くことだそうで、300キロほどの重さがあるそうです…。


出身は北海道の旭川で、警察官として赴任したのは稚内。

北海道の最北の地です。

そこからは礼文島や利尻島も見えるそうです。

バイクで礼文島などに行ったときにはゲストハウスに宿泊したそうで、ドミトリーには慣れているとのこと。また、北海道ならではで、うに丼と宿泊代合わせて2,500円という破格のゲストハウスがあるそうです!まるでうに丼か宿泊代か片方タダですね!!


その後、不動産の仕事をされたそうで、当館のチェックイン時に私がラウンジから「では、二階へご案内しま~す。」とお通ししたとき、「内覧みたいですね~。」とニヤニヤしていました。


なるほど、業者か、とさえ思った丁寧な電話での口調は今までの職歴ゆえのものなのか、と合点がいったのでした。


そんな彼が、こうしてパイロットを目指して大阪へやってきたのです。

聞いてみると、実は警察官になるよりもずっと前からパイロットになりたかったのだそうです。

警察官、不動産業、と仕事を経ていきながらも、その気持ちは捨てきれなかったのだそうです!それまでしていた仕事を辞めての研修であり、費用もバカにならない金額だそうで、最初、お父様には反対されたそうです。それを、しっかりしたブループリントを持って今後の予定と熱意を説明し、どうにか理解していただけたとのことでした。


八尾空港での約二か月の研修の後は、アメリカのポートランドで半年の研修があり、その後は再度八尾空港にて、1年間の研修があるという、約2年弱の研修を経て、ジェット機も飛ばせるパイロットになるそうです!!


次の日に彼は中古の自転車を購入し、その次の日から研修が始まりました。

総勢10名の研修生でみんな仲良く座学を学び、数週間後にはフライト練習も。フライト練習を動画に撮って後で研修生の間でシェアしたりという結束ぶりです!

タイムリーな飛行機映画「トップガン・マーベリック」も研修生仲間と観に行ったそうです。


また、ゲストハウス庵ラウンジの二つのテーブルをパーティションで仕切って、その片方で私が英会話レッスンを行っている間に、もう片方のテーブルで彼は食事をしたり航空関係の勉強をしたり、オンライン・ゲームをしたりしていましたが、時には私のレッスンでの受講生との英語の会話を聞いていて、会話に入ってきたことも一度となくありました!

また、当館の英会話レッスン受講生の小学生や専門学校生たちにも気さくに話しかけてくださり、その子たちと仲良くしてくださりました。

さらに、この方自身も当館の英会話レッスンを数回にわたり受講してくださいました。


ご滞在中は、私とも様々な会話で盛り上がりました。

また、彼と私とのギター2本でゴンチチの曲を一緒に弾いたこともありました。🎸


さて、日本で北海道以外に住むのは初めてという彼、北海道には蚊も蝉もゴキブリもいないと教えてくれました。そんな彼がある時、二階の客室から速足で駆け下りてきて、「殺虫剤ありますか⁉」と言います。どうしたのかと尋ねると、蚊がいた、とのことでした。蚊を相手に殺虫剤とは…。😆 


彼のお出かけの都合などで、滞在中でもメールをくれることがありましたが、その中に一度、「おばんです。」という言葉で始まるメールがありました。


なんだ、これは?


彼の造語か!?


念のため、その言葉をネット検索してみたところ、なんと、「こんばんは」を意味する方言とあるではありませんか!北海道や岩手などで使われるそうです!☺


今回の八尾での研修の終盤で、当初10名だった研修生のうち2名が辞退し、8名で続行となったとのこと。この後のポートランド、そして帰国後の八尾での研修も同じ面々での研修だそうです。


7月中旬に最初の八尾での研修を終え、下旬に当館をチェックアウトされました。

8月初旬には渡米とのことで、当館滞在中に渡米のためのビザ取得の手続きなどにも奮闘されていました。


半年後に帰国するときには北海道からバイクで大阪に戻り、八尾に居を構えることに。その時は泊まりに来ます、と言ってくださいました。

はい、ぜひまた会いましょう!

そして、近い将来、あなたの操縦する飛行機に乗せてください!!✈






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