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執筆者の写真GUEST HOUSE IOLY 庵 OSAKA

世界を股にかけた左官職人さん

兵庫県の左官職人さん二人組が、ゲストハウス庵(いおり)大阪 に宿泊されました!

お一人は食事とお風呂を済ませてすぐに就寝されましたが、もうお一方がゲストハウス庵ラウンジでいろいろとおもしろいお話を聞かせてくださいました!


この方は東南アジア諸国やインド、はたまたエジプトやその対岸に位置するヨルダン、そしてオランダのアムステルダムに行ったことがあるという方でした。

1999年から2000年に変わるタイミングでパソコンなどがバグるかも知れないと危惧された通称「2000年問題」から遠ざかろうという発想で、その年越しを奥様と二人でタイの人里離れた山奥で過ごしたとか、左官という仕事上、家の建て方に関心があり、インドでは地元の職人たちが1カ月近くかけて1軒の家を建てていくのをその横に座って1カ月ずっと眺めていたとか、エジプトからヨルダンへ船で渡る予定が、船が出る時間までひと晩を外で過ごすことになり、そうしたらその岸辺でいつしか音楽のイベントのようなものが始まり、アフリカン・ドラムの洗礼を受けたとか。

インドではガンジス川に毎日沐浴していたそうで、「お腹を壊さなかったですか?」と伺うと、「インド滞在中は毎日お腹壊してましたね(笑)。」と彼。

私が北アフリカのモロッコに行ったことがあるという話をすると、彼は

「左官業において、モロッコの漆喰と同じものが日本では伊勢だけで使われている」という非常に興味深い話を教えてくれました。


また、類は友を呼ぶのでしょうか、彼の友人の旅人の話もいろいろと聞かせてくれましたが、どれも特異なものでした。

子供を3人連れて世界を旅している日本人夫婦や、アゴーリというインドの人肉を食べることで知られる人々に会いに行った写真家や、中国福建省にある客家(はっか)の人たちの、外敵の侵入を防ぐための円楼に入れてもらえた初めての外国人である日本人女性など、話は尽きません。

ちなみに、その日本人女性の方は現在京都にお住まいだそうで、その方が主催するイベントに今月末行くと、楽しそうに話してくださいました。


現在、日本の左官が欧米で注目を受けているそうで、フランスなどから発注依頼が来たり、アメリカに日本のお寺を建てるという企画があったりするそうです。

一方、やはり漆喰を塗る仕事は外での作業が主で、この酷暑の中では毎日が闘いだと苦笑されていました。


またおもしろいお話しを聞かせてください!🌍


アゴーリ

客家



写真はイメージです


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