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  • 執筆者の写真GUEST HOUSE IOLY 庵 OSAKA

ジレンマ…。

ゲストハウス庵(いおり)大阪 に、茨城県の男性が宿泊されました!


同僚の方の付き添いでチェックインされたこの男性は、当館からほど近い大阪府松原市にあるショッピングモール、セブンパーク天美での催事の仕事で来られました。

チェックイン・フォームの職業欄やチェックイン・チェックアウトの日時について、付き添いの方に聞きながら記入していて、私とのやり取りも付き添いの方がされていました。

付き添いの方は元々大阪府豊中市のご出身で、以前、当館のすぐそばにあるイオン藤井寺ショッピングセンターに出店されたことがあり、しかしそのときは当館が満室だったのか、ネット予約ができなかったので、近くのウィークリーマンションに宿泊されたとのこと。

そのウィークリーマンションは宿泊費が当館の2倍だった上に、シャワーに問題があったそうで、「今回はここに来れて良かったです。」とおっしゃいました。

関係ないけど、「豊中市出身で藤井寺市にお住まいの方が私の英会話レッスンの受講生におられますよ~。」と私。


そんな感じでチェックインを終えて、同僚の方は去って行かれました。


宿泊ゲストさんの記入されたチェックイン・フォームを見てみると、茨城県常陸大宮市とあります。そこで私は「母が茨城の出身ですよ。」と言いました。

「水郡線沿いのですね…。『さい』なんとかという町なんですが…。」というと、

その方は「『西金(さいがね)』ですね!」と即答!

「西金、自分のところから近いですよ!!西金はリンゴが有名ですね。キャンプ場もありますね!」と、急に大きな声になりました。🤭

「そうですか!私は行ったことがないんですよ。水戸と郡山を結んでいるから水郡線というんですよね。郡山には行ったことがあって、郡山駅で『ここから電車で母の故郷に行けるのか~。』と思った記憶があります。」と私が言うと、

「郡山ですか~。自分のところは、少し行ったらやまがたです。」と彼。

え!?やまがた!?

あまり耳慣れない茨城弁でしたが、この方は確かに「やまがた」と言いました。

何を言っているんだ、茨城の北に福島があって、福島の北に宮城があって、宮城の西にあるのが山形じゃないか。そもそも山形は日本海側じゃないか。

そう思いながら、グーグルマップを一緒に見てみると、なんと、その方がおっしゃっていたのは、「山方」と書いて「やまがた」と読む地名だったようです。今、ネット検索してみると、2004年に編入して那須郡大宮町の一部になり、山方町(やまがたまち)という地名は廃止になったようですが、現在も、山方宿(やまがたじゅく)という水郡線の駅名にその名残があるようです。🍵


それからは毎日、朝7時台に出勤されて夜は9時か10時に帰ってくるという日々が続きました。この方の出店されるお店は和菓子屋さんだそうで、二週間の滞在期間中に何回か和菓子を持って帰ってきて、私にくださったこともありました。

夜はイオン藤井寺ショッピングセンターか、昨年藤井寺駅のそばにオープンしたスーパーのロピアかで買ってきたお惣菜を当館のラウンジで食べていました。そうしながら、その日の出来事やその時感じたことなどを話してくださり、また、私にもいろいろと質問してくださり、毎晩、会話が弾みました。

見た目はアルフィーの坂崎幸之助に似ていて、ある夜、「誰に似てるって言われますか?」と聞いてみると、

「声と喋り方はオリラジの藤森って言われますね~。」と彼。

言われてみると確かに…。☕

見た目は坂崎幸之助と南こうせつ、喋り方と声はオリエンタルラジオの藤森慎吾、といった感じです。🤗


ある夜、私が納豆ごはんを食べているのを見た彼は

「大阪の人、納豆食べるっすか~!?」と、やけに感激されました。

「いやあ、大阪出身ではないですけど。でも、スーパーに何種類も売られているので、食べるんじゃないですか?」と返しました。

次の日あたりから、彼も毎晩、ご飯に納豆を食べていました。しかも、かつ丼などの丼物にも納豆をかける始末。なんと、経営されているのか勤め先なのかまでは聞いていませんが、彼の親御さんは茨城県で納豆を作っておいでだそうです!👐


ある時、音楽の話になり、彼が一番好きなのは175R(イナゴライダー)で、最近の日本の若手のバンドも好きとのこと。175R、懐かしい!「空に唄えば」はとても好きでした!

また、私がどんな音楽が好きかも聞いてくださり、ひと言では言えないけどルーツはビートルズです、と答えました。彼は、「ビートルズの曲はよく知らないけど、'Imagine' はわかります。」と言いました。いろいろ語り、いろいろ聞いてくださるこの方に、私もついつい 'Imagine' のそれぞれのメッセージはなぜ「想像しよう(Imagine)」という語りかけから始まるのかという私自身の見解を語りだしました。

すなわち、小さなことから大きな夢まで、想像して思い描くことから少しずつ現実になっていく、実現させていくものである。私個人も、そうやって、海外へ行ってみたり、ゲストハウス庵を開業したり、という今があります。初めてこの曲を聴いた中学生の頃の私はそんなことを感じる由もなく、ただ単に「平和を歌った綺麗な歌だな。」という程度の認識でした。今は、もっともっと一人一人のマインドの在り方に訴えかける、深い曲だと認識しています。


そんな私の語りを、じっと私を見つめながら、この方は黙って聞いていました。☕


和菓子の催事のお仕事は今回初めてされるとのこと。

しばらく日本全国を先輩方と回って仕事をして、近い将来、独立を目指しているそうです。

それまではカラオケ店でお勤め、さらにその前はホテルにお勤めだったそうで、カラオケ店では複数の店舗で勤務されたり、店長になったりしたそうですが、数日間のお休みをもらったときに、臨時のバイトで参加した和菓子の催事の仕事に衝撃を受けて、「やってみないか」との声に同意。転職を決意したそうです。

催事の仕事の何が衝撃的だったかというと、そのビジネスモデルで、「一日で百万円売り上げた日もありました。」とのこと。

確かに、この方は事あるごとに「常陸大宮市は~ですよ。」とか、「藤井寺は小さいけど、なんでもあるな~。」とか、「セブンパーク、上の階と1階でお客さんの雰囲気が違いますね~。」とか、「駅前のスーパー(ロピア)、安くていいっすね~!!」と、街や施設を構成する要素にとても敏感で、ビジネスとしてそれらを観察しているのをひしひしと感じました。


そんな彼の約二週間の滞在が明日で終わるという夜、彼はいつものようにスーパーで買ってきたお惣菜を晩ご飯として当館のラウンジで食べていました。

そこで私は、彼に向けて、175Rの名曲「空に唄えば」をギターの弾き語りで歌いました。1オクターブ下げてですが。

彼は私の歌唱を褒めてくれて、

「ジレンマはどうですか?」と言います。


「ジレンマ!?」と私。


「はい、ジレンマっすよ。」と彼。


「…ジレンマという名前のバンドですか??」と私。

ありえなくもなさそうな名前ではありますね。☕


「え? あれっすよ。 あの、ジョンレノンの。」と彼…。


そこで私はピンと来ました…。


「もしかして、イマジンですか!?」

「あ ~、イマジンっすね!!俺、なんで言いました!?ジレンマ!?ジレンマってどういう意味でしたっけ!?」と彼。🤣

ひとときの微笑ましいやり取りでした。🍵


セブンパーク天美での出店のために当館に来られた彼。

その前の催事先での宿泊はインターネット・カフェだったそう。

大阪を出たあとは岡山県倉敷市で出店するそうで、当館滞在中も倉敷やそこでの出店先、また、そこでの宿泊施設についてもいろいろと気になっていることをお話しされていました。

上司の方には「倉敷でもゲストハウスがいい」と言ってみたそうですが、しかし、倉敷ではウィークリーマンションの滞在に決まったとか。

大阪、そして藤井寺を気に入ってくれた彼。

「また来ます!」と言って、握手をしてチェックアウトされました。🤗

また来てください~!!







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